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−くつろぎ−

特別な道 − 山中湖ふじざくらの頃

寒い冬の間は足が遠のいてしまう山中湖にふじざくら開花を聞く頃、今年もあの澄んだ空気に包まれたくなってきました。
ちょうど春先までの忙しさであっちもこっちもが抱えきれなくなってきた頃です。そろそろリフレッシュの時間です!

まずはふじざくらの群生林へ。
ふじざくら(乙女ざくら)はその花をうつむいて咲かせます。楚々としてまるで乙女が恥らっているかのように。
今年は春が早く訪れたのでもう終わってしまったかと思っていましたが私たちを待って迎えてくれました。

いつもは山中湖周辺でのんびりとしているのですが、今回は違った風景を見てみたい気がしてきました。ゴールデンウィークでしたので渋滞が心配です。危なくなったらすぐに引き返すつもりで北回りで富士の麓を走り始めました。すると、どうでしょう。対向車線はじきに渋滞となってしまったのにもかかわらず、私たちはスムーズに車を進めていけるのです。ピンク色のふたばつつじに足を止め、風穴、氷穴でひんやりとしたらしばらくは青木が原樹海です。恐ろしいほどの深さです。樹海を抜けて富士五湖で最も透明度の高い本栖湖畔を一回りしました。山中湖や河口湖とはまったく異なる静かな静かな湖でした。
そのまま南へ下ると視界が開けてきます。たちこめる霧の中に広い牧場、点在する牛たち、パラグライダーのカラフルな傘。朝霧高原です。山中湖とは富士をはさんでほぼ反対側に位置するこの地域の景色は新鮮でした。

以前より一度訪れてみたい観光名所がありました。「白糸の滝」です。あと少し足を伸ばせば行き着きます。ずいぶん遠くまで来てしまって帰りは大丈夫かなという思いもありましたが、ここまで来たら行くしかないでしょう。やはりこの目で確かめなくては。あとはどうにかなるでしょう。こんなところでも私の生き方があらわれたのでした。
農道をくねくねと走り抜けるとついに目的地へ到着です。車をとめて水の音の方へ下りて行くと、思い描いていた通りの滝でした。岩の間から細い糸のように幾筋もの水が流れ落ちる様とそれらを縁取る新緑のもみじのバランスはとても繊細で日本的でした。
観光客目当てのお土産屋さんやイカ焼きの匂いがなかったいにしえはもっと神秘的で侘び寂びも感じられたであろうと思いつつ帰路につきました。
ここから山中湖まではかなりの距離ですが、不思議とまったく渋滞に巻き込まれることなく、しかも露天風呂にまで入り夕食に間に合いました。力を抜いて自然の中で何かを感じようとすると必ず何かプレゼントがあるのですね。今回は特別な道が用意され、またしても素敵な時間を過ごしてしまいました。
両手いっぱいだった疲れは、富士の麓を満喫できた喜びと交換できました。さあ、次回の旅まで頑張りましょう!

(20/May/01)

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