−こども−

ミラノ中央駅から国鉄でピエモント州に向かいます。
チェントバッリ線はイタリアのドモドッソラとスイスのロカルノを結ぶ登山列車です。
「千の谷」の名の通り、単線列車は谷を越え山を越え鉄橋を渡り、ゴトゴトとシンプロン・アルプスを抜けていきます。
その途中の小さな駅サンタ・マリア・マッジョーレで途中下車をしてみました。
背景には険しい岩山がそびえ立っています。
あちらこちらの壁や柱に日時計を見かけました。強い日差しでしっかりと影を落としています。
国境を目前としたこの小さな山村でバカンスを過ごすファミリーと子どもたちを意外なほどたくさん見かけました。楽しい夏休みの様子です。

(Aug. 31.'03記)